タイトル未定

あのバンドの恋愛ソングを聴いて
私を思い出すでしょ?
有線イヤホンから流れるクリープは
僕達のための歌だって君は言うけど、

ごめん、思い出すのは君の事じゃないよ。

「この曲に込められた本当の意味を知ってる?」
って私は知らないフリをして
自慢げに話す君をただ見つめていた
隠すのも疲れたな

二十一時の電車 無人駅と廃れたホーム
二人きりの車両と遠距離を歌うバンドマン
反射した私達の姿がすごく寂しかったことを思い出した

イントロで蘇る日常が愛しかったと気づいた
もうそこに二人は居ないのに

君で忘れたらいいと思ってた
君で忘れればいいと思ってた

繰り返す繰り返す繰り返す繰り返す繰り返す
音楽が私を縛って

繰り返す繰り返す繰り返す繰り返す繰り返す
君も次の人に

隣に居るのに君を見ず過去を見て
好きなものを教えるのを嫌がる私に何かを気づいてたでしょ?

私達一番目ならさ、良かったね

幸せになると思ってた私が馬鹿だったんだな

君で忘れたらいいと思ってた
君で忘れればいいと思ってた

繰り返す繰り返す繰り返す繰り返す繰り返す
音楽が私を縛って

繰り返す繰り返す繰り返す繰り返す繰り返す
君も次の人に
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