未だ遠い道

宵は時折の滲む光掻き消し
星の囁き聞く度ふと振り向く
けれどこれからも歩く行方見ずに
漂よう果て迄やけに切なく
ああ二人暮れる日々を黄昏の影を寄せて
時を刻むだけで繰り返す日々を屹度恨むさ

遥か遠く迄も重い足引き摺り
寄り添う肩と肩夕闇背にして
ああ淡い夢も終り輝く日々忘れ
それでも辿りの果て行く方見えないまま遠く
微かに瞳覆う二人には未だ見えない
遠い道目を凝らして俺は行くさ君と
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