春に涙

泥濘を抜けるつもりが
次第に深く沈んでいって
平静を装っていられない
足元ばっか見られちゃって

閉口してればノーガードで敗戦
なんかずっとそんな感じ
形容し難い感情を抱えて
なんでずっとこんな感じ?

大概の不満に一礼して
諦観した今を駆け出していく
手中の武器は少ないが
私だって命の最中

劣勢も至って普通な
感性に疑問持っちゃって
平々凡々になりたいが
それが何かも分からない

美しさと醜さを残していく春
何故か涙ばかり溢れるのです
苦しさも虚しさも忘れないように
心で燃やしていく
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