冬と遠雷

君の手は冷たくて夢を見てたようだった
笑ってはその先のさよならをみていた
わかってる、わかってるよ
いらいらも吐き出さなきゃ
誤魔化し方上手いのは とうに知ってるんだから

もういいよ もういいからさ
今日は後回しにしようよ
話そう 窓を閉じて 飽きるまで
見つめあおう
君のこと教えてくれ

同じ空気を 同じ魔法を 同じ淋しさを吸い込んだ
僕らは出会った ただそれだけのことさ

忘れても 蓋しても どこからか染み出てくる
気配もなくこの先の終わりを連れてくる
わかってる、わかってるよ
そんなの欲しくないのは
やさしさを 盾にして いつまで続けられるの

もういいよ もういいからさ
遠くでじっと待ってるから
全部話してなんて言わないよ
ただ君がいれば 次の朝を望めるんだよ

同じ空気を 同じ魔法を 同じ淋しさを吸い込んだ
僕らは出会った ただそれだけのことさ
それだけでいいんだ
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