木蓮のクリーム

回転の目紛しさに
まるで付いて行けぬまま
どんどんあなたに染められゆく
自分が喜ばしい
儚げな色すら 危険な程頼り無い
だからいま其の手を
あたしだけに委ねて

単純にベクトルの違いならば
絶対有るでしょう
毎回二人が
全てを同じに思えるわけない
鮮やかな夢なら
乾いてゆくが美しい
其れに似て跡の無い
あたし達も崩れそう

只 真実を知りたい
拙い身体も捕えて
此の衝動に勝てない
いけない右手を咎めないで

余所行きの言葉や
優しさなんて欲しくない
紫が終われば
綺麗な海に沈めて

儚げな色すら 危険な程頼り無い
だからいま其の手を
あたしだけに委ねて

鮮やかな夢なら
乾いてゆくが美しい
其れに似て跡の無い
あたし達も崩れそう

余所行きの言葉や
優しさなんて欲しくない
紫が終われば
綺麗な海に沈めて
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