ラブソングがいらない君へ

ラブソングは柄じゃないと言う
君は聴かず嫌い
ラブソングは柄じゃないと言う
君は少しずるい

君がロマンチストじゃないことは
分かってはいるけど
君が運命なんて
信じてはいないのも知ってるけど

ラブソングなんていらない
君を君を想ってる
ラブソングなんていらない
君を君を歌ってる
届きますように
恋の歌が響かない君に
渡せますように
君の心に吹く歌を

ラブソングを信じれない君へ
恋の歌なんて可笑しいけど
ラブソングに思い馳せて
私は君を想ってきた

好きと言うだけで
どうにもならない
この気持ち
色にするなら
形にするなら
歌にするなら
ただそういうことなのです

君もきっと
誰かを想っては
愛おしくなるの分かってる
君もきっと
誰かを失っては
傷ついてきたの分かってるよ

恋の歌で泣いてしまう美しさがあること
恋の歌で救われる夜があること
知っているから

ラブソングなんていらない
君を君を想ってる
ラブソングなんていらない
君を君を歌ってる
ラブソングがいらない
君に君に君に焦がれてる
ラブソングがいらない
君に君に君に歌ってる

届きますように
恋の歌が響かない君に
渡せますように
君の心に吹く歌を
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