命の容量

魔法のようにさ 消えてしまえたら
足跡ひとつ 残さずに去ってしまえた
「あと一歩遠くへ」
聞きたかった言葉は 今も響くことなく

悲しみがまた 訪れるまた
僕を連れていくんだ 僕を連れていくんだ
私にもまだ 許されるなら
脆く 戻る事のない命を

「もう歩けない」と しゃがみ込む君の合図を
見過ごして 空になった予定を眺めてる ただ
あの日々がまた 蘇るまた
遠く 崩れかけてた未来を 照らしてる
(透明な旋律に 泣けるような心を持っている)
(不透明な 流れ出した涙を)

呼吸はできるのに
心は時々 「最終回だ」と
言葉より先に 手を離してしまう
心の代わりに 泣けなくなった
あぁ「もう居ないんだよ」
わかっているけど わかってるけど

あなたがくれた 温もりがまた
僕を連れていくんだ 僕を連れていくんだ
あなたに向けた この歌がまだ届くなら
それだけでもいい ただ それだけでいい

変われたフリをしてしまった
ずるいや 残していった笑顔の中に隠した
聞こえなかった 本心も
今になって 届くなんて
あまりに馬鹿げている

「もう歩けない」と しゃがみ込む君の合図を
見過ごして 空になった予定を眺めてる ただ
花びらにまた 包まれるまた
遠く 崩れかけてた未来を 照らしてる
照らしてる 照らしている この命を
(透明な旋律に 泣けるような心を持っている)
(不透明な 流れ出した涙を)
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