夏を待つ

初夏の明かり照らしてくれた
季節がいつしか過ぎていって
まだ中途半端で未熟な僕
を置いて眩しい日々へと進む

ぬる暖かい風に触れて
もう時期夏だねと笑い合いながら話せたら
少しだけ 少しだけ 笑えたかな

いつしか僕ら 夢も忘れて
生きていくのが当たり前になって
生きる意味すら
だんだんと忘れてしまうんだ

それでも何か目指して
生きていかないといけないから
今日も歌を歌ってるんだと
君は言って 夏を待ってたんだ

夏を待つ

夏に願ったものは なんだったんだろう
君なら笑ってくれたかな 君の世界に憧れたんだ

夏が来るからさ 君が少しだけ
笑ってくれたら嬉しいなと 願うだけ

夏風が吹いて 世界は青に染まっていく
木漏れ日の下 揺らいだ 光が綺麗な日々だ

いつか君も笑顔になるかな
晴れたら心も晴れるのかな
まだ未完成でも大丈夫だよ
と伝えればよかったのかな

日差しが段々と強くなって
巡り巡る季節に君を想う
今なら君に言えたかな
きっと「大丈夫」だと

夏に願ったものは なんだったんだろう
君なら笑ってくれたかな 君の世界に憧れたんだ
夏が来るからさ 君の笑顔を
思い出しては悲しくなって 心が痛くなるの

日差しが段々と眩しくなった
もうじき夏が来るんだね

ああ

夏を待つ

夏を待つ

夏を待つ
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