squall

真夜中のスコール 雨を引き連れて
君の寝顔を眺めてベッドに腰掛けてる

カーテンの隙間 零れる常夜灯
照らされたつま先だけが僕の容を保ってる

誰一人分からない僕という秘密を
君だけに教えよう この手を取るのなら
花束が萎れてく束の間の寂しさを
すぐ忘れるみたいに些細なこと

ただ愛している 寂しいと言えずにいる
今だけは何も聞かないで 夜が綺麗だ

まだ胸に残る微かな傷跡に
気付いても知らないフリで 心も愛してほしい

僕でさえ分からない悲しみの正体
あまりにも不確かで温かな寂しさ
この雨が止んだあと 君が目覚めた時
僕が消えていたら泣いてくれる?

雨上がりの気配 朝が近づいてる

ねぇ、愛している? 君にそう聞けずにいる
今だけは何も言わないで
君が綺麗だから
夜が綺麗だ
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