タネを蒔く (Naked ver.)

いつから恋は現から
切り離されたものだって
思うようになった
夢の中で自分に尋ねた

いつか胸とかあそこの大きさで
張り合った過去がさ
全て愛おしくなって
笑えたりもするのかな

コウノトリに乗って
どこか違っていた体に運ばれた魂
よりによってなんで自分がって
思って生きてきた

ねぇキスがしたい 恋がしたい
なんて当たり前だけどさ
その当たり前だって
きっと最初は特別だったんだよね

男だけど男が好き
女だけど私女の子が好きだわ
ってみんな愛情の実を食べて
いつか当たり前に笑うのさ

アダムとイヴが男と女だって
誰が決めたんだい
これだけ賢い
ヒトだからこその恋がある

ねぇニュートン教えてくれないか
なぜこんなに惹かれ合うのかい
ねぇダーウィン答えてくれないか
進化はもう終わりなのかい

ねぇキスをして抱きしめて
なんて贅沢だけど
もう洗った皿を戻す場所は
全部しっかり覚えたよ
ねぇ 名前隠して
ひそひそ恋して
言葉足らずだけども
隠した本音や
誤魔化すことには
もう疲れてしまったよ

おろしたての硬いスーツ
羨ましい柔らかいスカート
ピンクでうさぎを描いて笑われた
僕はもう大人になった

伸ばした手のすぐそこで
いつも諦めてしまうのは
いつだってアタリマエの魔法が
万物にかかっているから

キスがしたい 恋がしたい
なんて当たり前だけどさ
その当たり前だって
きっと最初は特別だったんだよね

いつか涙が嬉しい時にも
流れると知って
笑える日が来るさ
愛情の種を心に蒔いた
×