擦れ違ってもがいて わかりあえず痛くて
「それでも」って叫ぶ 蕾のような 僕の願い
それだけは 決して 枯らさないように

振り払われた この手に 何ができるの
せめて君が 泣き止むまで 傘を握らせて

震えた声で「守りたい」と言った
そんな僕を見て 少し君が笑う
涙じゃ花は 育たないからさ
差し伸ばす手 握ってくれないか

咲き誇った笑顔で この道を照らして
その顔が 僕にとってのオリジンだ
擦れ違ってもがいて わかりあえず痛くて
「それでも」って叫ぶ 蕾のような 僕の願い
それだけは 決して 枯らさないように

頼りないよね 涙も 拭えず傍で
次の言葉 見つけられず 佇む僕なんて

戯けてばかりいてくれた君が
抱えてた痛み 気づけないでいたね
「強さ」を君に 着せたのは僕だ
ほころばせる 言葉を探して

絶えずに君がくれた温もりが
僕の心に 種を植えたんだ
君とじゃなきゃ 咲けない この花の

どうしたって僕らは ひとつにはなれない
それぞれが 違う心で 生きている
だけど君の痛みに 僕の胸が泣くんだ
わかちあえなくても 寄り添わせてくれないか
並び咲く 未来 その花は
決して今を 諦めない 僕の蕾
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