この世を照らすもの

天翔ける稲光は
徒し世に怒る神のよう

虚栄の都市(まち)をそびえさせた
功罪を受け継ぐ世で

名を馳せたい 愛されたい
己歪めて生きても つらいだけ

生まれた誰も 時代を照らし
未来(あす)へ繋ぐため居るのなら
傷つけあった 戻せぬ言葉
赦し合う優しさで
争い 消し去りたい

天と地を結ぶ雨が
降り止んで 虹の橋架かる

当たり前こそ 神のご加護
伸びやかに季節(とき)を駆けたい

わがままも 強がりも
信じ合える温もりが 欲しいだけ

生まれた誰も 世界を照らす
なくてはならない希望(ひかり)でしょう
迷い悩んだ 嘆き悔やんだ
すべてを慈しんで 命は 輝ける

過ちも徒花と
言わざる聞かざる見ざる そうありたい

生まれた誰も この世を照らし
未来へ繋ぎあう 松明(あかり)でしょう
穏やかな風 吹きすさぶ風
受け容れて 包みたい
想いよ燃え盛れ
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