シアラ

鉛のような私のハート
馬鹿げた表情で
周りを見渡して勝手に傷付いた
塩加減がイマイチなハンバーガーを頬張って
何故かわかった
未来の仕組み

グッときたあの映画の
セピア色になりたいよ
もっと感度を落としたいよ
この街じゃ
チョコレートペンでなぞった
いつかの愛のしるし
急に思い出した

想いは秘めやかに溶ける
夜なのにこんなにも夜じゃない
渋谷のツギハギで祈る
ハヤテのような気配にほだされて
涙のリズムで踊るよ
仕方なく思い切って晴れやかに
憧れた都会で一人
うわのそらのビルに見下ろされて

帰り道が美しく見えるような人生が欲しい
ダサくても良いのに
それすらなれない
もっと もっと もっと
光を知りたい
もっと もっと もっと

このまま私は泣くけど
少しも諦めてはいないから
頑なに同じリズムで
踊り明かしてこの街にいる
思い出は死んでしまうよ
気付いたら 触れられず 忘れてく
それでも未来に向かうよ
何も持たずに今日を見上げてさ

想いは秘めやかに溶ける
夜なのにこんなにも夜じゃない
渋谷のツギハギで祈る
ハヤテのような気配にほだされて
涙のリズムで踊るよ
仕方なく思い切って晴れやかに
憧れた都会で一人
うわのそらのビルに見下ろされて
×