garuda

鉄の靴で均す 無垢の沙上絵画
青く燃える空に伸びる螺旋階段
風に揺れる木漏れ日の中には
もう誰もいない

翼のない僕と
沈みゆく小さな国
振り返ることなく
遠く消えゆく姿を

いつまでも いつまでも
いつまでも いつまでも
僕は見つめている

宛てもなく 宛てもなく
明日の意味を探している

空高く伸ばした手を
包む温もりで
君がそこにいたってことを
僕は今 知るのさ

光の海の中で
新しく選ぶ色に
世界は染まっていく

泣いたりはしないさ
長い夢を見ていただけ
はじめからずっと
僕には何もないだけ

いつまでも いつまでも
いつまでも いつまでも
淋しそうな空

あの空を 慰める
言葉を今も探してる

祝福の鐘の音が
鳴り響く街で
君とまた出会えたこと
僕は今 知るのさ

風に舞う世界地図が
地平線を越えるまで
そこで笑っていて

それは報いの季節
割れる赤いシャボン玉
僕は歩き続ける
今も探している

空高く伸ばした手を
包む温もりで
君がそこにいたってことを
僕は今 知るのさ

眩しくても最後まで
逸さずに見届けるよ
その結末を

僕の歩く道で 描く沙上絵画
青く燃える空を濡らすシャボン玉
君と踊る木漏れ日の中のワルツ
たとえ僕に翼なんてなくても

君とまた出会えた
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