めおと浜唄

高いヒールで よろけるように
漁港(ここ)へ来た日は 夏至だった
死ぬ気の私 抱きよせて
死ぬ気で生きろと 言った人
ハー エンヤラエンヤ エンヤコラセ
今じゃ番屋で 飯を炊き
大漁旗待つ 浜女房…
一番星見つけた 女の倖せ見つけた
命あずけて 生きるよ あんたとね

板子一枚 修羅場の海で
あんた今頃 網を打つ
守り袋に 無事祈り
黒髪ひとすじ 持たせたよ
ハー エンヤラエンヤ エンヤコラセ
戻りゃ凍えた その身体(からだ)
朝まで温めて やるからさ
浜昼顔咲いたよ 女の倖せ咲いたよ
命あずけて 生きるよ あんたとね

一番星見つけた 女の倖せ見つけた
命あずけて 生きるよ あんたとね
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