秋風の手紙

秋風に スカートをおさえ
街角の ポストへと走る
早く手紙 出し終えなきゃ
またこころが ゆれてしまう

さよならは 書いてないけれど
あなたには すぐわかるでしょう
テニス・コートで ボール追って
ほほえみ合う ふたりを見た

昨日までは 哀しみなんて 小説の出来事
だけど今は 鏡の私 哀しみのヒロイン
はじめての囁き はじめての朝焼け
想い出に しまい込みたいのよ

本当は気まぐれのせいと
見ないふりしたかったけれど
たまに会えば うわの空で
沈む会話 辛かったの

夏のはじめ あなたがくれた 貝がらの腕輪を
誰もいない 海に出かけて 砂影にうめたの
しばらくは涙と 友達になりそう
想い出に鍵をかけるまでは
しばらくは涙と 友達になりそう
想い出に鍵をかけるまでは
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