朧月

甘い思い出を 重ね着してみても
胸の淋しさが なおさら募るわ
抱かれ着物の裾(すそ)が乱れ 熱く燃えた夜の幸せ
この手には返らぬまま 遠い幻ですか…
あぁ 命より大切な 恋とわかっていても
二人を結ぶ愛の糸 無理に断ち切る私
指で涙拭くように 思い出消せたなら
もう二度と振り向かないで 別れられるのに 沁みる夜の風

たとえこの恋を どんなに隠しても
いつかヒソヒソと 噂になります
どこか遠くの町で二人 暮らす事はきっと出来ない
この手には届かぬまま バカな愚かな夢か…
あぁ 遅すぎた出会いさえ 今は怨みはしない
男の狡(ズル)さも嘘も すべて愛した私
夜に浮かぶ面影を 袂(たもと)に隠しても
遠ざかる後ろ姿を ひとり見送れば 滲む月明かり

あぁ 遅すぎた出会いさえ 今は怨みはしない
男の狡(ズル)さも嘘も すべて愛した私
夜に浮かぶ面影を 袂(たもと)に隠しても
遠ざかる後ろ姿を ひとり見送れば 滲む月明かり
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