夢追情話

寒くないかと 上着を脱いで
肩を気遣う 熱い指
路地の屋台が 仮の宿
夫婦ちぎりの さし向かい
夢追い浮き草 あ~ あなたとふたりづれ

涙もろくて 世渡り下手で
我慢強さが 隠し味
そんなあなたに 惚れぬいて
交わすお酒の ほろ苦さ
夢追い七坂 あ~ 今夜もふたりづれ

目と目合わせる その目の中に
明日という日が 書いてある
幸い時には ねぇあなた
せめてさせてね 後押しを
夢追い浮き草 あ~ あなたとふたりづれ
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