渋谷ぼっちの歌謡曲

革ジャン着てると 汗ばむ渋谷で
誰かに抱かれて 朝が来る
レコード流れる 都会派ラウンジ
乱れた自分を 悔やんでる

駆け引き 上手くなって
フラれた ふりでも
今も唇は
あなたあなたあなた求める

交差点の真ん中で 急に
わたしをつよく 抱きしめてくれた
聞こえて来たね 歌謡曲
滲む イチマルキュウ

時々冷たい あなたの態度に
いつしか心が 溶けていた
イケナイコトだと わかっているのに
気づいた時には センター街

隠しきれなくて
彷徨う思いを
古いメロディに
乗せて乗せて乗せて歌うの

嘘でもいいの 好きだと言って
眠らない街 時代を越えて
口ずさんでる 歌謡曲
涙 溢れてくる

もう会えないと わかってたなら
時のカセット 巻き戻せたなら
ハチ公の横 泣き崩れ
ぼっちの 歌謡曲

滲む イチマルキュウ
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