風ぐるま

俺に言いたい 事がありゃ
たまにゃ酒でも 飲んでみな
ひとり隠れて 泣いている
そんなお前が 愛しい

夢しか追えない この俺に
寄り添いながら ずっと居て
何でも言いなよ 夫婦(めおと)だろ
それを言えない 俺が居る

ガラガラと回る ふたりの風ぐるま
そのうちこの音 止めてやる
いつまでも 苦労させたくない
今は壊れた 風ぐるま

ふたり暮らした 若い頃
茶碗、箸から揃えたね
都会の風でも 寒い秋
体寄り添い 寝た夜を

お前にゃ言えない 胸の内
そんなこの俺 もどかしく
何を言っても ついて来た
口に出せない 俺が居る

グルグルと回る 人生風ぐるま
ゆっくり回って 構わない
いつの日か いい風吹いて来る
歯車合わない 風は無い

グルグルと回る 人生風ぐるま
ゆっくり回って 構わない
いつの日か いい風吹いて来る
歯車合わない 風は無い
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