アオアザ

日々の偽造に気付いちゃったのは朝食中の事
流れるニュースは飲み込めない
今日の服さえも決められない
取り囲むもの全て
あれもこれもそれもどれも
息をしてなかった

今日も笑って、笑って
手縫いの笑顔は脆いから今にも張り裂けそうなの
泣いて、泣いて
こんな軍隊の行進みたいな感情じゃ
日々に意味もないや

嘲笑って青痣
真夜中のパノラマ
どうせ消える痛みなら必要なんかないのにね
懸命に生きる人が馬鹿に見えてしまって

君の技巧に気付いちゃったのは夕食中の事
継ぎ接ぎだらけの会話より
コンビニ弁当がホンモノです
騙し騙しで誤魔化して
それでも尚、形を保っていないと潰されちゃうの
そんな僕です。
ああ、心底可哀想だ

嘘はもうちょっと上手にね
気付いちゃったならお終いね
一秒たりとも頭から離れないな、怖い
「弱い僕だからしょうがない」
それじゃ余りにもしょうもない?
でも立ち上がる勇気もない
星の無い街は暗い。暗い。暗い。

ただまた今日も笑って、笑って
手縫いの笑顔も慣れてきた僕はひとでなしだろうか
泣いて、泣いていたあの日の青痣
フィクションの中で光っていた

嘲笑って青痣
真夜中のパノラマ
懸命に生きる人が馬鹿でいいはずないだろう
どうせ消える痛みだよ
でもちゃんと僕は覚えてるよ
他の誰にもつくれやしない僕の心の青痣
他の誰にも語れやしない
本当のことはここにある
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