富士川慕情

川沿いの 道を歩けば
そよ風が 髪にやさしい
この道の 青い木立(こだ)ちに
思い出が ふるえてる
あゝ夏の日の たそがれどきだった
泣きながら 別れたふたり
富士川(ふじかわ)の まつりの笛が
今もなお とおくきこえる

あの橋を 渡りましょうか
富士川が とてもきれいね
あの人も 思い出すでしょう
清らかな 恋の月日を
あゝさよならの わけさえ知らないで
いつまでも 泣いてた私
少しだけ 過去にもどって
もう一度 逢ってみたいの

あゝ夏の日の たそがれどきだった
泣きながら 別れたふたり
富士川(ふじかわ)の まつりの笛が
今もなお とおくきこえる
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