さよなら様のおかげ

片付いた部屋においた
終わりのない小説の
一節を君と いま読み返したい

“さよなら様のおかげで 俺たちはまた出会える”
“扉が閉まるのは 扉を開けたから”

ほら みて 朝焼けが広がる
心の準備はもうできてる

いこう ワンダーなランド 目を閉じれば ユートピア
捨てきれない 好奇心が 決断を下した
ワンダーな愛 両手に抱えたまま 俺は歩いてく
君と共に 綴りあう物語の
サヨナラなんてたかが1ページさ

おんなじ人間だから
浮き沈みは当然さ
パレードが終われば
寂しさが襲う
焦ってもしょうがないと
鏡の前で頬をつねれば
風と共に 次の章が始まる

ほらみて 夕焼けが落ちるよ
湿っぽい 言葉は似合わない

違うよ ネバーなランド 現実こそファンタジア
そして同じ 歩幅で 年を重ねていこう
ネバーなマインド 少しくらい馬鹿でいいから
笑っていてくれよ 俺と共に 語り合った千の夜の
千一夜目で また逢いましょう

君からの手紙は
引き出しに入りきらない
文字に宿る想い この胸を締め付ける
ありがとうと ごめんねもちょっと
連れていこう

ワンダーなランド 目を閉じれば ユートピア
捨てきれない 好奇心が 決断を下した
ワンダーな愛 両手に抱えたまま 俺は歩いてく
君と共に 綴りあう物語の…
きっとサヨナラなんてたかが1ページさ
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