竜馬がゆく

打てば鳴るよな男の意地で
花を咲かせた土佐なまり
国の夜明けに生涯かけた
思えば儚い人なれど
天に声あり 竜馬ゆく

恋の涙か未練の霧か
袖の帰郷が濡れる夜
燃える心を埋めて捨てて
男がさだめた道一つ
嵐を切って 竜馬ゆく

赤い血潮で描いた夢を
月に誓った桂浜
たとえ維新の嵐の中で
千切れて散ろうと花は花
若い生命の 竜馬ゆく
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