まず一献

男の酒の うれしさは
たちまち かよう 意気と熱
人生 山河 嶮しくも
君 盃を あげたまえ
いざ わが友よ まず一献

秋 月影を 掬むもよし
春 散る花に 酔うもよし
あわれを 知るは 英雄ぞ
君 盃を あげたまえ
いざ わが友よ まず一献

美人の酌に 酔えばとて
今宵は今宵 なにかいう
男は 明日に 生きるもの
君 盃を あげたまえ
いざ わが友よ まず一献
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