つばくろ一座

花の咲く春 落葉の秋と
旅を流れて 幾年か
幟さびしや つばくろ一座
すき間風洩る
夜の舞台はエー 身にしみる

好きな女も いたにはいたが
何も言うまい 愚痴になる
旅の鳥かよ つばくろ一座
涙ほろりと
男舞台のエー 泣き笑い

今日も田舎の 乗合バスで
夢を抱いて 旅廻り
東京恋しや つばくろ一座
晴れていつの日
檜舞台はエー 踏めるやら
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