青い雨

雨に降られて 動けずにいた
突然すぎて 意地悪な雨
今も忘れない ペトリコールに
不安 香る 夜

目覚めた朝に
存在の意味を覆うような
深い闇

横殴りに 青い雨が 叩きつける
いつまで続くの? この無情の声は
元通りを 君は笑顔で望むけど
この傷口、傷痕が見えないの?

雨に降られて 沈む体温
差し出す傘に 匿われながら
逃げて 逃げても 追いかけてくる
理想という幻実

一層このまま
何もかもを投げてしまえば
楽になるかな

落ちるとこまで 落ちれば 這い上がるだけと
そう言い聞かせて 綺麗に落ちよう

弱い僕は 一人じゃ心許ないけど
一緒に濡れてくれる 君がいるから

相変わらず 青い雨は 降り続くけど
もう届かないよ あの無情の声は
僕には届かない 君の声以外は
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