世界中が雨だったら (New ver.)

「世界には2種類の人間が居るのよ。
平気で人を傷つける人とそうじゃない人。」
君はそれでも笑っていた
私は前者かも知れないのに

他人(誰か)が決めた物差しじゃ
いつか君の想いは殺されて
誰も知らない君の優しさを 慈愛を 涙を

世界中が雨だったから
どこにも行けず君はずっと泣いてた
それでもただ、かたくなに
愛を探し続けていた

「生きていくのよ」
もう一度ちゃんと言ってあげなくちゃ
悲しみが吹き荒れてたから
君の心と体中に

あの夜ひどく寒くて
君の「ありがとう」は「さよなら」に聞こえた
遠くで鳴るサイレン 空白 それは静かな星空で

世界中が雨だったのに
どうして私は気づいてあげれなかったの
いつでもただ、かたくなに
君を抱きしめていてやれば

その優しさは弱さで 弱さは悪いことなのだ
誰もがそう信じていた
知らないうちにそっと 私も

深い眠りについた君
右手のカミソリじゃ未来は切り開けなかった
君の「ありがとう」が「さよなら」だったとしても
「生きていくのよ」もう一度
ちゃんと言ってあげなくちゃ もう一度

世界中が雨だったなら
世界の外まで一緒に逃げよう
大丈夫ただ、かたくなに
私はずっと味方でいるよ

そしていつか晴れ渡ったら
君が深い眠りから目覚めたら
私はただ、かたくなに
愛してる君にこう言ってあげるんだ

「いい朝よ。きっと今日は素敵な一日になるわ。」
×