涙酔い

夜のはじっこで 飲みながら
こんな自分を 殴りたくなる
親父おふくろ 生きてるうちに
孝行すれば 良かったと
二度と帰らぬ ふるさとに
今夜も同じ 同じ月が出る
心という名の グラスには
涙がゆれて…涙酔い

何故か安らぎが こわいのは
ひとりぼっちの 性分なのか
尽くしてくれた お前を捨てて
倖せ祈る 馬鹿野郎
二度と戻らぬ ぬくもりと
お前のにおい ぐっと抱きしめる
心という名の グラスには
涙がにじみ…涙酔い

コバンザメになど ならないと
人の波間で 逆らいながら
男を通し 生きてみるけど
痛みと傷が 増えるだけ
二度と帰らぬ ふるさとに
今年も寒い 寒い冬が来る
心という名の グラスには
涙があふれ…涙酔い
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