雲が笑う時

乾き切る前に私を見つけて
見せつけるように涙を流して

飛び立つ影に問いかける時
通りすがりの雲が笑う
「光を探して」
強く儚くいられる場所へ

深く傷つけられて嘆く歌に溢れてるのに
傷つけてしまったと繰り返す
立ち尽くす歌がない

月を見るように目を見て話して
吐き溜めた日々に永遠色の奇跡
借りた言葉が甘く傷んで
隠れた顔で名前を呼ぶ
「気配を探して」
どうか聞かせて手探りの旅

深く傷つけられて
嘆く歌に溺れかけてる
灯した光の中 生きていくの
畏れに身を委ねて
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