とまり木

産まれた日のこと 何度でも思い出す
小さな手を繋いで 一緒に帰ったあの道も
いつからだろう 送り出すその背中
心配だし 誇らしいし
少し私に 似てる気がした

あなたに降りかかる痛みや悲しみの全て
取り除いてあげたいけど
力強い声がする

大空を舞う 鳥のように
夢の先のその先に 羽ばたけ
傷ついたら 帰っておいで
このとまり木へ

心配してること いつも分かってるよ
頼りなくて困らせてることばかりだろうな
1人暮らしにも 慣れてきたんだよ
ひとつだけのお茶碗洗う手は
あなたに似てる気がした

今日も知らない街へ夢を1つ叶えに行く
平気と言えば嘘になるけど
背中を押す声がある

がんばるから がんばらせてね
道の先のその先に 飛びたい
泣きたい夜は羽を休める
あのとまり木で

大空を舞う 鳥はいつか
新しい世界の色を 見つける
涙の川を 渡って行こう
あのとまり木へ

あのとまり木へ
×