リフレイン

落ちゆく枯葉を追いかけて
手の中に閉じ込めた
まるで桜の花びらを
握りしめるように

粉々に砕けたそれは
もう元には戻らないみたい
まるで僕らみたいだと
笑って見せた

口にすればこの想いも
僕だけのものじゃなくなってしまいそうで
目を閉じて心の中に
君を必死に描いた

枯葉さえ舞いゆく季節に
僕は何を残せるだろうか
薄れゆく記憶の中
君が消えてしまわないように
何度も何度も思い出すんだ

吐き出した言葉は白く
息と混ざり風に乗って
君のもとへ届きはしないかと
そう願うばかりで

あまりにも無力なそれは
目の前で消えていくばかり
せめてこの想いだけでも
風がさらってくれたら

僕が抱えられる記憶は
あまりにも限りがあって
手の中をすり抜けて
落ちてしまうんだよ
どれほど忘れたくなくとも
僕らは忘れる生き物だ
忘れたことさえ忘れてしまうような
日が来ても
君を覚えていたいんだ

言葉さえ舞いゆく季節に
僕は何を伝えるだろうか

心さえ舞いゆく季節に
(貴方を)
君は何を思うのだろうか
(想っている)
移りゆく季節の中
(ずっと)
君が消えてしまわないように
(貴方が消えてしまわないように)
何度も何度も思い出すんだ
(何度も 貴方を)
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