ブルーナイト神戸

窓に映った 横顔が
別れの時を 探してる
星のかけらを 散りばめた
街の灯りが 滲んでた
優しくなんて しなくていいのよ
いつかは終わると 知っていたから
思い出ほろり 水に流して
神戸元町 ひとり背中に風が吹く

あなたコートの 襟を立て
ふたり歩いた 北野坂
腕をからめた 冬の夜
心はここに ないのにね
寂しさだけが ふたりをつなぐ
たったひとつの 橋だとしても
渡らぬことが 私の愛よ
神戸元町 旅路の果ての風見鶏

女の涙 嫌いでしょ
それが男の 本音だと
胸の芯まで しみてるの
だから笑って お別れよ
悲しくなんて さらさらないわ
鼻歌なんて 口ずさんでる
最終便の 汽笛が響く
神戸元町 短い夢の名残り歌
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