霧降高原

ため息こぼれて 霧になる
浮かぶ面影 せつなくて
別れの理由(わけ)さえ 知らぬまま
やっぱりあなたを 終われない
霧降高原 ただひとり
みれん心を 持てあます

この恋かならず 忘れます
決めたそばから 逢いたくて
私を優しく 抱きしめた
あの日のぬくもり 信じたい
霧降高原 六方沢橋(はし)の上
涙しずくが こぼれます

短い夏の日 惜しむよに
ニッコウキスゲの 花の群れ
来た道泣かずに 戻ったら
あなたが待ってて くれますか
霧降高原 どこまでも
後ろ向かずに 歩きます
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