オーダーメイド

世界も君も誰だってさ オーダーメイド
代わりなんていないと
心のドアを叩く音 手招くほうへ

枠のついた この紙きれで十分だろう?
と言いたげなビル街を 十字に背負っている
こんな木偶にもロールがあるなら
そうだな 通りすがりのAってところ

カバンで埋まる右手を誰かのために
振るえる場所 紐解く魔法
ただ夜が月を強請ってみせるように

心の行き先と違うのに 涙が出るの なんで?
悲しくなどないのに 溢れ止まらないよ どうして?
世界も君も誰だってさ オーダーメイド
代わりなんていないと
心のドアを叩く音の 声のあるほうへ

子どもの夢 隠す内側のポケットは
立ち並ぶビルのように穴が開いていた
いつかボクが大人になったなら なんてこと
いつから言えなくなったんだろうな

出口のないガラス張りの向こうで
ボクが笑っている 「君はそれでいいの?」
これでいいよ なんて心に無いこと
B4のテストに望まれるようなものがなくたって
ボクの明日はボクのものなんだ

心の行き先と違うのに 涙が出るの なんで?
悲しくなどないのに 溢れ止まらないよ どうして?

心の行き先と違うのに 涙が出るの なんで?
悲しくなどないのに 溢れ止まらないよ どうして?
世界も君も誰だってさ オーダーメイド
代わりなんていないと
心のドアを叩く音の 声のあるほうへ

並んで バラけた色して オーダーメイドだって
そうしたら生まれた理由がありそう
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