風を感じて

午前0時の 街角
立ち止まって 突然
その胸に 抱き寄せられ
「愛していたヨ」と あなた
淡い恋が
昨日の風に 吹かれてく
せめて 最後
朝までずっと 歩いていたい

流れる 車の音に
言葉はいつか とぎれて
肩にまわした その手の
とまどいが 伝わる
愛の余韻
明日の風に 吹かれてく
せめて 最後
このままずっと 歩いていたい

遠い夢を
さますような 朝の気配に
生まれ 変わる
大丈夫と つぶやく一人
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