ライム

誰かの為に生きようだなんて
大げさな気持ち湧き上がった

錆びた心を隠していた僕
君はすぐに探し当てたから

夏に揺られて鳴いた蝉時雨
君の口に齧りかけのライム

愛とか恋は分からない
でも感じている心を
この世の終わり今日来ても
君に捧げる歌を歌おう
この瞬間こそが永遠に

夕立の後雲の隙間から
うっすらと覗く陽の光
何も言わずに君は消えたんだ
僕だけ夏に残したままで

時間が止まり風も止んだ
それでも僕の心は君へ

切なさなのか分からない
でも感じている痛みを
最後の空は青空で
僕の胸沁み込んだライム
痛み止める為にある涙

何もなかったように日々
新しい風が吹き
でもまだ感じていたい君を

愛とか恋は分からない
でも感じている心を
この世の終わり今来ても
君に捧げる歌を歌おう
出会えたことに意味があるから
この瞬間こそが永遠に

この世の終わり今来ても
君に捧げる歌を歌おう
出会えたことに意味があるから
この瞬間こそが永遠に
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