君色のひかり

「こんなはずじゃない」とか
言えちゃうわたしが いやだな
「どんな君でもいいよ」なんて
きれいで わかんない

どうして ありのままで
満たされないのかな

たりないだらけ でもねぎゅっと
抱きしめたいのに
あこがれが 意地を張るの
はじめの一歩が いつも怖いな
弱さって 強さだって
心でわかれば
揺らめいた 茜の空
でこぼこだって 好きになれるかな

こんな曇る気持ちは
言えないところも らしいな
どんな悲しみだってちょっと
身勝手だもんね

どうして ありのままは
声にできなくて

たりないだらけ でもねぎゅっと
抱きしめたいのに
あこがれが 意地を張るの
はじめの一歩が いつも怖いな
誰だって 誰にだって
かけがえないもの
遠い日の こもれび橋
傷跡だって 今を作るから

触れ合えば手と手
伝わる同じ温度
私は知ってるよ 君のこと
素敵な君のこと

たりないだらけ でもねぎゅっと
抱きしめてみれば
一番に 知ってるはず
不器用に がんばってきた証
弱さも 弱いまま
受け入れてみれば
昨日よりも やさしい陽が
でこぼこに 乱反射して綺麗

これは 君色のひかり
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