三千世界

思い出していた 君という光を
追い続けて、ずっと

僕のこと、誰もいらないかい
いつも何かに怯えちゃうんだよ
どこまでも広がる窮屈な世界で
仕舞った涙の居場所を探してた

誰かに見つけてもらえた星に憧れ
選ばれなかった僕を選ぶために

思い出していた
はじまりの景色を
逸れた夢の設計図、片手に
君の元まであとどれくらいかな
不器用な旅の終わりに
ちゃんと笑えますように

優しくありたいと願っても
振り返れば、悔やんでばっか
どれだけ置いてけぼりにしたんだろう
恐怖って自由の眩暈だよ
どこへだっていける代わりに
いつの間にか、そういう闇を選んできたんだ
迷いながらもこの足でさ

ちゃんと分かってるよ
限られた永遠(とわ)を、死んだ奇跡を
叶わないまたねを
それでも僕が僕を信じたから
刻まれた傷の数が軌跡だ

ねえ 僕を護って、散った夢たちと
指切りをして、歩いてきたんだよ
思い描いた景色と違っていてもいい
定めも理想も追いつかない所へ
道はなくてもいい

思い続けていた
はじまりの光を
君を失くしたこの世界でも
灯った涙の足跡、見つけ出すから
遠回りな旅の終わりに
ちゃんと笑えますように

どこまでもずっと一緒だから
はじめから僕も光だ
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