ヒターナ・ヒターナ ―踊るジプシー―

陽は中空(なかぞら)に 風さえ香る
森のほとりに 手を打ち鳴らし
踊り乱れるよ 流浪(さすらい)の民
怪しく騒ぎ 燃え立つ血潮
唄え、唄え、流浪(さすらい)の唄、唄えや
流れ流れて、憂いを知らぬ
唄え、唄え、流浪(さすらい)の唄、唄えや

楡の梢に 月さしのぼる
かゞり火は燃え めぐる盃
笑いさゞめくよ 流浪(さすらい)の民
唄に踊りに 更けて行く夜
唄え、唄え、流浪(さすらい)の唄、唄えや
流れ流れて、つかれも知らぬ
唄え、唄え、流浪(さすらい)の唄、唄えや

唄え、唄え、流浪(さすらい)の唄、唄えや
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