青嵐

思い切り大地蹴って
開けた視界の先
好きだった季節の匂い
スニーカーは泥まみれ

転んでも平気だった
いつかの僕が叫ぶ
まだこんなもんじゃないだろう?
僕なら行けるよ

騒ぐ胸の奥 風を吸い込んで
次のページを捲るために強く

吹き荒れる青嵐
変わり目を告げる
悲しみもこの不安も
巻き込んでしまえ
振り返りもせず
乗り越えてきた時は
ひとつだけ 自分だけの 勇気だ

溢れたひとり言
すぐ後方に流されて
言い聞かせる事にだって
意味を持たせたくって

走っているからなのか
この気候のせいなのか
スピードは分からないまま
進み続けてる

街を通り抜け 草原を駆けた
今と過去の景色が溶け合えば

舞い上がる青嵐
僕自身もそうか
現実に足宛くうねり
連なりすれ違ったって

繋がるつもりが
弾けて離れて
飛び込むつもりが
ぶつかる日々もある
そしていつか思い返すのだろう
でもまだ 今は止まる時じゃない

僕を呼ぶ場所探し
彷徨う息吹が
これからも描いてゆく
一筆ずつ

吹き荒れる青嵐
変わり目を告げる
喜びもこの夢も
巻き込んだままで
振り返りもせず
乗り越えてきた時は
ひとつだけ 自分だけの 勇気だ

(Wow oh…)
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