瓦礫の花

ありふれた時の中で
流されるまま諦めようとした
大切なものと 守るべきものを
思い出していた 君を見つけて

容赦なく移りゆく季節を越えて
歩き出すその足元を照らそう
まだ怯えながら 手を伸ばしている
君を包む光になろう

無理に笑おうとしないで
閉じ込めた涙が溢れるから
消せない記憶も まだ残る痛みも
背負うために ここで唄うから

絶えず吹き抜ける 冷たい風に
立ち向かうその肩を抱いていよう
まだ迷いながら 求め始めた
君を守る光になろう

互いに違う景色 刻まれた感情
前触れもなく一つに重なり合った
何も知らずにいる 結末までも
あの時全て見えていた

決して終わらない 凍える雨に
打たれる未来をともに生きよう
理由などいらない 君はいつかの
瓦礫に咲いた 真っ赤な花

In this cruel world. Don't let go of my hand.
Because I'm never going to leave your side.
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