ふたつちがい

ふたつちがいは ふるさとのひと
川の流れに おもいをこめて
そっと別れを 告げた夜
郡上(ぐしょう)の八幡 出てゆくときは
雨も降らぬに 袖しぼる

祭りばやしに うかれた夜に
月と一緒に 踊ってたのは
君のたもとの 萩の花
踊ろ踊ろうよ 祖師野(そしや)の宮で
四本柱を中にして

ふたつちがいは ふるさとのひと
待てばまたくる 二人の祭り
やぐら囲んで 手拍子とれば
唄もつづくが 踊りもつづく
月の明るい 夜もつづく
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