慕情の街

ひと目逢いたい 未練が今日も
霧を呼ぶのか 夜更けの街に
忘れられない
かわいあの娘よ 帰っておくれ
ひとりぼっちの さみしい胸に

死ぬほどあの娘が 恋しい夜は
街のあかりも 涙でうるむ
過ぎたあの頃
想い出す夜の 切なさ辛さ
霧の重さに 影さえぬれる

あの娘も東京の この空の下
住むと思えば こころが痛む
いつか逢えると
そっと慰め さまよう夜道
夢を抱きたい もいちど胸に
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