時をみつめて

時をみつめて ひとり歩き
今にも涸れてしまいそうな
都会のみずうみのうえを
はだしであるこう
あなたは思うままに
舟をだして あとからくればいい くればいい

どんなに霧がたちこめても
心をむすびあうよろこびの
つなをたどりながら

時をみつめて ひとり舞台
悲しげにうつむいているような
都会のみずうみのうえを
はだしでおどろう
あなたは力まかせに
かじをひいて 想いをおしだせばいい

どんなに波がざわめいても
心にからみつくためらいの
つなをすりぬけて

どんなに霧がたちこめても
心をむすびあうよろこびの
つなをたどりながら
×