夢見たままでいいよ

ゆやゆよ夢見る 淡い影ぼうし連れて
泡つぶのよう ためいき
ほつりと吐く
木漏れ日にかざす 小指のさき蜉蝣
キミの瞳に満ちて流れ出す 生命のざわめき

お眠り この場所で
光のベッドとあたたかな風が
キミを包む

いつでも見てるよ
キミのこと見てるよ
約束も さよならも
言葉さえも いらないから
夢見たままでいいよ
からっぽのままでいい

お日さまの香りした
髪をなでる風が吹く日は
聞こえてるよ
キミからの ア・リ・ガ・ト・ウ

そよそよぐ花の つぶやき耳にまとい
柔らかな獣たち
頬寄せる
息ひそめながら

お眠り この場所で
光のベッドとあたたかな風が
キミを包む

おいでよ 服を着て
おいでよ キミのまま
そよ風を巻きつけた足首には 水のにおい
夢見たままでいいよ
からっぽのままでいい

枯れ草の香りした
髪をなでる風が吹く日は
届いてるよ
キミからの ア・リ・ガ・ト・ウ
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