星くずのうた

大きな世界 小さなわたし

風が鳳仙花をゆらした
散りゆく葉々が舞い 綺麗だ
訪れる移ろいは美しい
正しさもわからずに
行先もわからずに
つけてきた足跡は星のよう

大きな世界 小さなわたし

大人になりたくなかった
けど大人になってしまった
変わりゆく自分がさ 少し憎い
忙しなく毎日に追われてる だけどほら
この空は美しいと思えている

あれからてくてく歩いた
ここまでずっと直走った
ここにビッグバンから繋がってる
足跡はずっと繋がってる

こんなにぴかぴか光った
ところでずっと生きていたんだ
この広い、広すぎる空と 海と 雲と

大きな世界 小さなわたし

でかい存在にまた焦がれ
自分の小ささをさ 恥じた
煙舞う四畳半 窓に空
抱きしめたいと思うのは
抱きしめてほしいから
それでいい 愛してよう 自分も 人も

抱きしめて 人生は 星座のよう

大きな世界 小さなわたし

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