KAPPA

暗がりを転げてく
得体の知れないなにか
人影も 人魂も
寝静まる東京

それは、ひとりになった途端ほころび出した
自分では気付かずに膨らんだ本音

現実離れだと あきらめてあきらめきれず
Play it cool, Play it cool
わかってる
隠し続けた情熱は
まるで実体ない架空の カッパや天狗のようなもの

あふれるような想いのまま
あふれるような想いのまま
きみに会いに行けばどうなってしまうんだろう
真夏の夜の夢のよう
あふれるような想いをいま
受け止められず今夜も飲み干した
グラスを泳ぐカッパ

華やかな仲間たち
うつつを知らぬ週末
とりあえず 踊るふり
喉が渇くまで

でこぼこな夜景 山と谷のはざまでふと
自分でも気付かずに惹かれていた

憧れは、青春の時間を食べるという妖怪
Play it cool, Play it cool わかってる
笑うな いや笑っていいよ
すべて捨てて追うなんて 突飛でばかげてるから

あふれるような想いのまま
あふれるような想いのまま
生きてみたら明日はどんな色に変わるの?
真夏の夜の夢のよう
あふれるような想いをいま
受け止めたくて今夜は飲み干した
グラスの中のカッパ
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