落葉

夢を追いかけた
空を仰ぎながら
あの頃 浮かれてたな

今は生きることだけで精一杯
足元を枯れ葉が覆う

楽になりたい
楽しく生きたい
苦しくないなら
明日だって怖くないだろう

どうしてか僕はさ
自分だけが駄目なんだと
思ってたんだ
誰もが夢を
散らしてると知らずに

指で追いかけた
この世界のどっかで
闘ってる君を想う

救われたい
救われてほしい
苦しいだけなら
いつだって逃げていいんだよ

どうしてか僕らは
美しくないと目もくれずに
去ってくんだ
隠れた道を
探そうともせずに

眠れぬ夜に消えたくなる
向き合うほどに
潰れそうになる
幼い君と 拙い僕は
涙を待つの

そうしてさ 僕らは
何もかも落としきって
軽くなって
こぼれた夢を
踏みしめて歩こう
終わって はじまる
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