フィードバック・インターステラ

星海の彼方で僕は知ってしまった
僕らの命が平等(おなじ)ではないこと
産まれてから緩やかに死んでゆくだけの旅であなたと出会う

あのさ、どうやって… 伝えたらいいのだろう
今体温が凍りつく前に云えたら

逃げ出したいほどの暗がりの中 あなたを微かに感じていたから
それだけで僕は気が触れるような夜も昼も消えた海に
ずっと浮かんでいられたんだ 名前もない星のままで

星海の彼方であなたは知ってしまった
“全ての命は平等(おなじ)ではないから
たった一人で生きられないように出来てるんだってさ”
あなたが笑う

振りきれないほどの疑いの中 あなたが信じ続けてくれたら
どんな暗闇も駆け抜けるように宇宙(そら)を越えて会いにいくから
重力と無重力の境界線 手を伸ばしたら届くはずだろ

限りある呼吸と命と声 あなたの名を呼びたい
もしあなたが僕の名前を忘れていても構わない

逃げ出したいほどの暗がりの中 あなたを微かに感じていたから
振りきれないほどの疑いの中 あなたが信じ続けてくれてる
それだけで僕は気が触れるような海さえも越えていけるよ
ずっと見つけられなかったあなたの手を引いて
きっと愛されていたかった名前のない星を目指そう
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